まず結論:AIへの「伝え方」を変えるだけで、答えの質が10倍変わる
「ChatGPTに質問したけど、なんかズレた答えが返ってきた……」
「もっとちゃんと答えてほしいのに、うまく伝わらない」
そう感じたことはありませんか?
実はそれ、質問の仕方が原因かもしれません。
AIへの指示文のことを「プロンプト(prompt)」と言います。このプロンプトの書き方を少し変えるだけで、返ってくる答えの質がまったく変わります。
この記事では、初心者でもすぐ使えるプロンプトのコツを5つ紹介します。
なぜ「伝え方」でそんなに変わるの?
AIは「察する」ことができません。
人間同士なら「なんとなく伝わる」ことも、AIには通じないことがあります。
料理に例えると、AIはとても優秀なシェフですが、「何か美味しいもの作って」とだけ言っても困ってしまいます。「和食で、野菜メインで、15分以内に作れるものを1品」と伝えると、ぴったりの料理を作ってくれます。
具体的に、丁寧に伝えるほど、いい答えが返ってくるのです。
プロンプトを上手に書く5つのコツ
コツ①:「誰として答えてほしいか」を伝える
悪い例:
副業について教えて
良い例:
あなたは副業の専門家です。
会社員が月3万円を稼ぐためにおすすめの副業を3つ教えてください。
「専門家として答えて」と役割を与えると、より的確で深い回答が返ってきます。
コツ②:「誰向けの答えか」を指定する
悪い例:
AIについて説明して
良い例:
AIについて、小学生にもわかるように説明してください。
専門用語は使わないでください。
読者のレベルを指定するだけで、難しすぎる・簡単すぎる回答を防げます。
コツ③:「出力の形式」を指定する
悪い例:
時短のコツを教えて
良い例:
仕事の時短コツを5つ、箇条書きで教えてください。
それぞれに具体的な例も1つずつ追加してください。
「箇条書きで」「〇〇字以内で」「表形式で」など、形式を指定すると使いやすい形で返ってきます。
コツ④:「具体的な条件」を加える
悪い例:
メールを書いて
良い例:
取引先の田中さんへのお礼メールを書いてください。
・先日の打ち合わせで提案いただいたA案を採用することになりました
・ビジネス敬語で、200字以内
・件名も一緒に考えてください
条件を具体的にするほど、自分が欲しいものに近い答えが返ってきます。
コツ⑤:気に入らなければ「修正指示」を出す
一度の質問で完璧な答えを求める必要はありません。
最初の答えが微妙でも、こう続けるだけでOKです。
もう少し短くしてください
もっとカジュアルなトーンにしてください
2番目の案をもう少し詳しく説明してください
AIとの会話は、何度やり取りしてもOKです。会話を重ねるほど、欲しい答えに近づいていきます。
実際に使えるプロンプトのテンプレート
コピーしてすぐ使えるテンプレートです。〔〕の部分を自分の状況に書き換えてください。
文章作成テンプレート:
あなたは〔プロのライター〕です。
〔ターゲット読者〕向けに、〔テーマ〕について書いてください。
文体は〔丁寧・カジュアル〕で、〔文字数〕以内でお願いします。
アイデア出しテンプレート:
〔目標・状況〕を達成するために、
今日からすぐできるアイデアを〔件数〕つ出してください。
それぞれに具体的な理由も加えてください。
まとめ:5つのコツをひとつずつ試してみよう
今回紹介した5つのコツをまとめます。
| コツ | ポイント |
|---|---|
| ① 役割を与える | 「専門家として」「先生として」 |
| ② 読者を指定する | 「初心者向け」「小学生にもわかるように」 |
| ③ 形式を指定する | 「箇条書きで」「表形式で」「〇字以内で」 |
| ④ 条件を具体的に | 場面・人物・制約などを詳しく書く |
| ⑤ 修正指示を出す | 「もっと短く」「もっとカジュアルに」 |
まずは今日、一番使いそうなコツを1つだけ試してみてください。
「なんか違う……」と感じていたAIとのやり取りが、ぐっと変わりますよ。
この記事は「わかるAI」が、むずかしいAIニュースをやさしい言葉でお届けしています。


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